いつでも会える:パパ編

日常生活をつづっています。

京都アニメーション火災ニュースから派生して思うこと

こんばんは、epipapaです。

 

京都アニメーション火災事件、遂に死亡者数が34名になりましたね。日本でそれほど多数の人が一度に亡くなる事件(天災除く)は自分の記憶にありません。こういう(人が亡くなる)ニュースをみると、反射的に子供を守らなければ…という感情がいつも湧いてきます。親ならみなさんそんなものでしょうかね?

 

withnews.jp

 

上のリンク先は、漫画家の魚乃目三太さんの2014年に雑誌に掲載した作品です。タイトルは「しあわせゴハン」。最近twitterで無料公開されたので、SNSで拡散されています。

 

漫画に出てくる子供は、母親に気を遣うよくできた子供ですが、うちの娘をみていると、怒っていないか顔色をよくうかがってはいますが、親に『気を遣っている』感じは全くうけません(笑)好き放題、自分のやりたいことを主張してきます。でも、子供はそれでいいんじゃないかと思います。それを受け止めるのが親の役目だし、気を遣わせないようにするのも親の役目かなと。…と言いつつ、自分が子供の頃を振り返ると、親が仕事で大変なときに、色々わがまま言って困らせていたなと反省もするんですけど。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

もう1つ、子供の頃、離婚したために久しぶりに会った父親がALS(筋萎縮性側索硬化症)だった…という実話を漫画にした話。これも無料で作者(はまだやま氏)が公開し、SNSで拡散されています。

 

リアルな親と子の最後のつながりが描かれています。

 

仕事柄、ALSの患者をよく診ますし、診断もします。根本的な治療方法のない疾患を告げられること=死の宣告と受け取る方もいるので、病名告知のときは非常に気を遣いますし、いまだどれが正解か分かりません。

 

年を取った親が病気になり、介護が必要になり子供が介護する…というご家庭はもちろん多くいらっしゃいますが、高齢者が高齢者を介護する、近所の人が面倒を見ている…というケースも実際は多くいます。老々介護だと、共倒れが起きます。介護者自身がいざ病気になっても、相方が気になって、入院しないと言って重症化するギリギリまで粘る方もいます。

 

先日、認知症の患者さんを受け持っていて、身寄りは娘ただ一人。その娘さんは外国の人と結婚し、海外生活が長い方でした。患者さんは長年一人で暮らしてきたので、入院してもへっちゃらそうにふるまっていましたが、患者さんの面倒をみるために長期休暇を取って帰国した娘さんに久しぶりに再会したときは涙していました。

 

いろんな方の人生を横で見ていると、やはり最終的には娘に話は返ってきます。日々悩む育児期間。とりあえずは、健康に、無事に育ってほしい。